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B.M.L.T.は<反射, 神経・筋機能「neuro-muscular coordination」,機能改善促進研究理論>です.


初動負荷理論定義:反射の起こるポジションへの身体変化およびそれに伴う重心位置変化等を利用し主働筋の弛緩-伸張-短縮の一連動作を促進させるとともに拮抗筋、並びに拮抗的に作用する筋の共縮を防ぎながら行う運動


-Definition of BMLT theory/motion:“A movement , utilizing bodily changes , which promotes a series of motions of relaxation-lengthening-shortening of the agonist muscle to a position where reflex occurs and accompanies changes in the position of the center of gravity while preventing co-contraction of the agonist and antagonist muscles.”



初動負荷トレーニング®(B.M.L.T.)は,反射機能の促進,神経筋制御の向上に代表される特徴と,B.M.L.T.カムマシン®の用途に応じた多機種化の成功により,□柔軟性と強さ,しなやかな動きの獲得 □スピード,加速度の向上,機能的純粋パワーを求める数多くのトップアスリートに活用されています.

B.M.L.T.カムマシン®は, 検証された 高次脳機能障害(脳挫傷,脳血管障害他)骨・靭帯損傷早期回復 呼吸循環系好応答などから,病院,医療機関でも活躍しています.

B.M.L.T.カムマシン®・トレーニングは,特徴的な, 関節・筋肉のストレス解除と血流促進, 柔軟性の増大, 強制的な血圧,心拍数上昇を招かない快適なトレーニングであることから,心身のバランス向上,発育促進,老化防止に活用されています.

高機能シューズBeMoLo®(ビモロ)は,初動負荷理論のキーワードの一つ≪反射機能の促進/神経筋機能の亢進≫を目的として開発されたシューズです.その快適性から,お子様達からご高齢の方々にわたる幅広い世代のスポーツ,健康作り,身体能力向上の必須アイテムとして愛用されています.機能改善, ストレス改善に優れ,病院医療機関でも多く使用され,また, お勧め頂いています.



初動負荷理論®(B.M.L.T)とB.M.L.T.カムマシン®の上記検証研究論文は2010年,ヨーロッパ応用生理学会に受理されました.


Koyama Y,Kobayashi H,Suzuki S,Enoka RM:Enhancing the weight training experience:
a comparison of limb kinematics and EMG activity on three machines.


2005年「初動負荷理論®及び初動負荷トレーニング®(Beginning Movement Load Theory & Training)」が,文科省の
「学術フロンティア研究プロジェクト」に,また,同年,厚生労働省主催・介護予防市町村モデル事業にも採択されました.





◇ワールドウィングエンタープライズにおいて、『鳥取市介護予防事業(おたっしゃ教室・健康増進施設型/3カ月間)』が、平成25年度より毎年実施。
 B.M.L.T.カムマシンを用いた取り組みは、身体が柔らかく、痛みが無くなると大好評です。


初動負荷理論とは

              (「奇跡」のトレーニング-初動負荷理論は「世界」を変える より)






















(※1)
初動負荷理論の英語略が
B.M.L Theory。
初動負荷トレーニングの略がB.M.LTraining







(※2)加速度…ある時間の間に起こった位置の差が変位(m)であり、変位を時間間隔で除した量が速度(m/sec)であり、また、速度変化を時間間隔で除した量が加速度(m/sec2)である。

























(※3)
バーベル・ダンベル等のこと

(※4)参考著書『初動負荷理論に基づく野球トレーニング革命/ベースボールマガジン社』小山裕史著。

初動負荷理論(Beginning Movement Load Theory)

私が創案して、命名した初動負荷理論は、運動器系や呼吸循環系を含む様々な臓器機能改善の発見とも言われます。1995年に、私は次のように定義しました。

『反射の起こるポジションへの身体変化及び、それに伴う重心位置変化等を利用し、主働筋の「弛緩―伸張―短縮」の一連動作を促進させると共に、その拮抗筋ならびに拮抗的に作用する筋の共縮を防ぎながら行う運動』


そして、その実践法が初動負荷トレーニング(以下B.M.L.T.※1)です。スポーツに限らず、神経・筋肉・関節へのストレスの解除、老廃物の除去等、身体に有益な状態を作ります。
一般に「力」という言葉は、物を押したり引いたりするときに筋が発揮する感覚や努力感という意味で使っています。これを物理学的な見地で説明するならば、力は質量(ある物体の重さと考えましょう)と加速度を掛け合わせたものと定義できます。しかし、スポーツ場面での競技力の向上には力だけでは不十分で、パワー(力とスピードの積)がなくてはなりません。ですから、一般に使っている「力」という言葉は、実際にはパワーといった表現が適当でしょう。

私の「初動負荷理論」での動作形態は、このパワー発揮に有効であることがわかっています。例えば、筋肉をバネと考えてみてください。バネは負荷によってある方向に引っ張られると伸張しますが、負荷を適当な段階で軽くするとバネは元の位置に戻り始めます。
このとき負荷が適切に漸減(難しいので減少と考えて下さい)できれば、バネの短縮速度(※2)は高まり、大きなパワーが生まれます。B.M.L.T.はこの機能を応用しています。

筋肉は、関節をまたぎ骨に付着しています。筋肉が収縮したとき筋の伸び縮みは、負荷の大きさによって決まります。収縮力が負荷と同じならば筋の長さは変化しません。これを等尺性収縮と呼びます。負荷よりも大きな収縮力であれば筋は短縮(短縮性収縮)、逆に、負荷が大きければ筋肉は伸びながら収縮し、このような収縮様式を伸張性収縮と呼びます。B.M.L.T.では、伸張性収縮と短縮性収縮をうまくつなぎ合わせたところに特徴があります。

もっと具体的に、初動負荷トレーニングでの筋の収縮様式を説明しますと、先ず最初は筋を弛緩させて短くした状態から始まります。そこに負荷が掛りますと筋は伸張性収縮によって力を出していくことになります。張力が最大となったところで素早く短縮性収縮に切り換えますが、そのとき負荷が適切に減少されれば収縮速度は加速し、パワーの増大が期待されます。

トレーニングでは、身体根幹部の筋群を十分伸張させることが大切です。身体根幹部の筋群で力を発揮、その筋力から出た力をうまく使って手足などの末端部を動かせばよいのです。末端部に位置する腕や膝、フクラハギの筋肉はリラックスが必要で、できる限り余計な張力を発揮させたくありません。この動作形態が初動負荷理論の特徴です。末端部の筋肉が大きく出力すれば、せっかく身体根幹部で作り出した力が生かされず、むしろ動きが硬くなり、加速度が制限されます。

初動負荷理論の特徴の具現化は、神経と筋肉の合目的的な協調性(難しくいえば神経筋協応能)を高めます。これにより、神経・筋機能(相反神経支配、反射)の促進、血流や代謝の促進、老廃物の除去、身体の歪みの矯正、関節や筋肉、そして精神的なストレスの除去等で優れた効果が発揮され、様々な疾病、故障予防・改善に役立ちます。

更には「共縮」の防止を可能にしたことがB.M.L.T.の卓越性の一つです。人間は、二足歩行という姿勢、身体の歪み、筋肉・関節の硬さ等が原因で、「共縮」という、緊張、肩凝りのような状態に身体の各部分がさらされています。血流、神経、筋肉そして関節に対する悪影響は計り知れません。この「共縮」を防げば、神経と筋肉の機能の促進、神経と筋肉の協調性が高く保たれることになります。しかし、その理論、実践法が見つからないので「机上の理想論」と嘆く人もいたようです。

「負荷」は、トレーニング・マシーンの「重さ」のみを指すものでなく、身体位置変化や、それによって起こる重心位置の変化が作る「力」なども「負荷」となります。

私はフリーウエイト(※3)でもB.M.L.T.を実践しましたので、絶対無理というものではありませんが(※4)、一般的には、身体の歪みや筋肉・関節の硬さを持つ人が多く、バランス形成、ポジション変化、重心位置変化、歪みの矯正、誘導等が困難です。

動作初期に、適切な力や刺激を加え、筋紡錘という筋固有の感覚受容器に感知させ、リラックスしたバネのような筋肉を自然に適度に伸張させて反射を起こさせ、適切に負荷を漸減できるかどうかが鍵となります。先に述べた認識や特性の解決無しに負荷をかければ、「最初に負荷をかけて、動作初期の負荷強度を増す」等の勘違いや誤動作が生まれ、これは負荷の漸減とは全く逆ですので、好ましくない共縮状態を作ってしまいます。これらを解決し、初動負荷理論の動作形態特徴を具現化したのがB.M.L.T.マシーンです。

B.M.L.T.の顕著な検証例
●神経・筋機能(相反神経支配、反射)の促進
代謝促進(力の発揮)を高めながらの関節可動域の拡大、そして強制的な 血圧上昇、心拍数上昇が少なく、心血管系の負担が小さく、乳酸等の疲労 物質の産生が少なく、老廃物の除去速度が速い。
靭帯損傷、骨折等の早期回復の顕著性。オスグッド病等からの早期回復。
●脳血管障害の回復。
●血糖値の安定性



共縮(co-contraction)と反射(reflex
              
 (「奇跡」のトレーニング-初動負荷理論は「世界」を変える より)

日常生活を含めた全ての運動は神経の指令によって行われます。

大脳皮質(脳)からの随意的な指令に対し、脊髄から無意識的に起こる指令を「反射的指令」と呼びます。この反射によるものが自然な、しなやかな動作を生み出します。

大脳皮質からの指令が動作の途中で強く続くと、反射で起こったしなやかな動作は制限され、硬い動き、故障、血流阻害などを起こします。

一般的に、筋肉はバネのように伸びて縮む時に力をより大きく出すことを勉強しました。しかし実際には私たちの運動は様々な関節と筋肉の集合動作から成り立っています。わかりやすくするために、ボール投げの時の「腕の動きだけ」を考えます。

途中まで肩を回しやすいように腕を曲げ、そして腕を伸ばしながらボールを離しますね。この腕・肘を伸ばすという作用を受け持つのは、上腕の裏側の筋肉です。腕を曲げている時は伸び、伸ばす時に縮みます。

一方、関節を伸ばそうとする時、伸ばさないように働く筋肉があります。力こぶの筋肉がそうですが、力こぶの筋肉に力を込めてボールを投げようとしても投げられません。

自動車の急発進と急バックを同時に行っているようなもので「動けない」のです。これを繰り返していると、「エンジン、各部所の故障」が連想できますね。筋肉同士のこのような状態を「共収縮」「共縮」と呼びます。


身体の歪み、良くない動きも、この「共縮」状態を作り、ゴルフでよく表現されるイップス、また、肩凝り、腰の張り、横になってテレビを見ていると身体が固まっているなどの例も「共縮」です。「共縮」=「血行障害」もイメージしやすいですね。

神経と筋肉の機能、神経と筋肉・腱の協調性の同時発達を求め、「共縮」状態のない身体を作ろうとするのが初動負荷理論・初動負荷トレーニングです。

大脳皮質の働きは、随意的な神経制御ですので、急にファウルボールが飛んできたので追いかけた、フェンスが近い、危ないから動きを止める…このような臨機応変な動きの司令塔のようなものです。またこういう時に働けば良いのです。そして、共縮は、筋肉の緊張状態だけでなく、神経も強く長く緊張させるという点が怖いところです。


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